2025年7月5日(土)、抜けるような青空の下、出雲市キララ多伎で開催された「スポGOMIワールドカップ2025 in 出雲」に、私たちロブセは2チーム体制で参加しました。スポGOMIとは、決められたエリアで制限時間内にごみを拾い、その量と種類でポイントを競い合う“ごみ拾い×スポーツ”という新発想の競技。単なる美化活動にとどまらず、ゲーム性とチームワークが加わることで、老若男女が楽しみながら環境課題に向き合える取り組みとして注目されています。



ロブセから挑んだ2つのチーム
今回エントリーしたのは、放課後等デイサービスつくつくのスタッフを中心とした「ティームつくつく」(今岡雅寛・石田奈々・田中裕介)と、ロブセデザイン事業部のデザイナーで構成する「ロブセデザインチーム」(木村愛稀・持田愛遥・山本鈴望)。開始前のブリーフィングで軍手とトングを受け取り、「拾ったごみは宝物!」を合言葉に、14時30分のスタートと同時に一斉にキララ多伎のビーチフィールドへ飛び出しました。



炎天下でも笑顔――拾い集めたのは45kg超
真夏の日差しが照りつけるなか、海岸沿いにはペットボトルやビニール片、漁具の破片などが想像以上に散乱していました。チームごとに役割分担し、「プラスチックは高得点だから優先的に」「重いガラス瓶は最後にまとめて運ぼう」と戦略を練りつつ効率的に回収。小さなごみを見逃さない集中力と、仲間と声を掛け合う連携プレーが光りました。
16時の競技終了時点で、ロブセ2チームの合計回収量は10kg超。とくにプラスチック類が全体の6割近くを占め、海洋ごみ問題の深刻さを現場で実感する結果となりました。



表彰式――惜しくも優勝は逃すも、堂々の2位・3位
集計の結果、頂点に立ったのは地元の精鋭「さんびる」チーム。わたしたちティームつくつくは2位、ロブセデザインチームは3位に入賞し、表彰台にそろって名を連ねる快挙を達成しました。悔しさよりも達成感と充実感が勝り、メンバー全員が誇らしげな笑顔でメダルを掲げた瞬間は、この日のハイライトと言えるでしょう。



参加メンバーの声
今岡(ティームつくつく)
「ゲーム感覚で夢中になったら、あっという間に終わっていた。子どもたちとも一緒にやってみたい!」
木村(デザインチーム)
「デザインの仕事は“気づく力”が命。普段の視点を少し変えるだけで、これだけごみが目に入るんだと衝撃でした。」
“デザインで社会課題を解決する”――ロブセのCSRへの想い
ロブセは以前から、海岸清掃イベント「Blue Sea Up Project」や社内向けのEcoデザイン研修などを通じて、“デザインで社会課題を解決する”という理念を実践してきました。今回のスポGOMI参加は、その延長線上にある挑戦です。ごみ拾いという行為そのものはシンプルですが、チームで戦略を練り、時間内に成果を出すプロセスは、まさにわたしたちのクリエイティブワークと通じるものがあります。
未来へ――次こそは頂点へ、そして活動の輪をさらに広げる
惜しくも優勝は逃しましたが、得た学びと絆は何物にも代えがたい財産です。次回は「さんびる」さんを超えるべくリベンジを誓うとともに、社内外の仲間をもっと巻き込み、環境美化の輪を広げていきたいと考えています。仕事の合間にできるマイクロ・クリーンアップ企画や、デザインの知見を活かした啓発ツールの制作など、アイデアはすでに膨らみ始めています。

今回のイベントを通じて、私たち自身が自然や地域社会から多くの学びを得ました。拾い集めたのはごみだけでなく、“気づき”と“つながり”。ロブセはこれからも、楽しく、そして真剣に社会課題と向き合い、デザインの力でポジティブな変化を生み出していきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回の活動報告もどうぞお楽しみに!